コロンボマラソンとは一体どんなマラソンなのか??
どうも、Kenです。パパイヤ、一丁。
先日、スリランカのコロンボで行われたコロンボマラソンに出場してきました。
もちろん、種目はフルマラソンの42.195km。
ランニングライフで最も苦しく死にそうになった大会でしたが、無事にフルマラソンを完走できました。

これまで最もタイムが遅く、かつ、足掻き苦しんだ大会だったので、できれば何もなかったことにして墓まで持ち帰りたいぐらいです。
しかし、せっかくスリランカまで行ってきたのでこのマラソンについて書いておこうと思います。
コロンボマラソンの種目・料金
この大会ではフルマラソンだけではなく、
- 5 km
- 10 km
- ハーフマラソン
- フルマラソン
という4つの競技に参加できます。
実際にフルマラソンに出てみたところ、ほとんどの選手が5 km 、10 km。そして ハーフがちらほら。
フルマラソンに出場するランナーが最も少なくぱらぱらといった感じ笑
ほとんどのランナーが現地のスリランカの方で、日本人選手はおそらく10人もいなかったと思います。

現地のランナーの半分は裸足で走っていましたし、国内では味わえない面白い大会でしたね。
RUNNETから申し込んだ場合、種目ごとの料金は次のようになっています↓
種目 | 料金 |
---|---|
5km | (多分申し込めない) |
10km | (多分申し込めない) |
ハーフマラソン | 4,000円 |
フルマラソン | 8,000円 |
コロンボマラソンのスケジュール
スケジュールはものすごくシンプル。
午前6時に全てのランナーが一斉スタート
になります。
スタート場所はバンダラナイケ記念国際会議場(BMICH)。
スタートの1時間前ぐらいから ランナーが集まり出し、10分前からスタートラインに並び、午前6時ぴったりに号砲が鳴って一斉にスタートすることになりました。
モンゴル国際草原マラソン、万里の長城マラソンとは異なり、時間がものすごくきっちりしていましたね。
コロンボマラソンのコース
コロンボマラソンのコースは超直線型でした笑
バンダラナイケ記念国際会議場からスタートし、そのまま北上。
北上し続けて、国際空港があるネゴンボまで走るようになっていました。

http://srilankamarathon.org/images/stories/2018/routelarge.jpgより
ゴール地点はネゴンボの「Beach Park」。
フルマラソンよりも短いハーフマラソン、10 km、5 kmの選手は途中でゴールして競技終了ということになります。

一方通行の日帰りコースというのが最大の特徴です。
フルマラソンコースならばスタート地点から42.195キロ離れたところがゴールとなっていました。
しかも、シャトルバスなどは出ておらず、自力でスタート地点まで帰ってこなければなりません。
かなり面倒くさく、スタート地点まで帰ってくるには若干スリランカ慣れしている必要も出てきます。
>>詳しくは「コロンボマラソンの帰り道について」
ゼッケン受け取り
ゼッケンの受け取りは
大会前日の9時〜16時に行われます。
当日はゼッケンの配布を行っていないので、そこには注意しなければなりません。

http://srilankamarathon.org/index.php?option=com_content&task=view&id=148&Itemid=109#より
ゼッケン受け取り場所は「Ministry of Sports」というところ。
いや、正確にいうと、その脇にある「Race Course Vehicle Park」という広場に大会本部のテントが張ってありました。
ここではゼッケン受け取りの他に、健康診断を行うことになっており、身長・体重・血圧・心電図の計測がありました。
荷物預かりについて
コロンボマラソンでは荷物預かりサービスがあります。
スタート地点からゴール地点まで指定した荷物を運んでもらえるのです。
スタート地点付近にBAGGAGEと書かれたプレートが張ってあるバス・トラックのようなものがありますので、そこに荷物を持っていけばいいです。

荷物を差し出すとチケットが出されますので、それをもって走り、ゴール地点で渡すと荷物と引き換えられるのです。
ただし、種目ごとに輸送車がわかれていますので、輸送車間違いに注意ですね。
>>詳しくは「コロンボマラソンの荷物預かりについて」
距離表示は??
2.5 km ごとに距離表示がありました。
道路の左側に看板が出ていますので、2.5 km ずつラップタイムを知れるでしょう。

ただし、最初の5kmまでは全く距離表示はありませんので、序盤のペースメーキングが難しかったですね。
給水はどうなってる??
給水は5 km ごとにありました。

そのため、フルマラソンだと5km、 10 km 、15 km、20 km、 25 km、 30 km 、35 km 、40 km の 8地点で水を飲めますね。
供給されているのはスポーツドリンクはなく水のみ。
500mlのペットボトルの水を出されるので、その場で飲むか、持ち運びながら走ることになります。
また、給水ではありませんがその間の2.5 km ずつ、つまり、7.5 km、 12.5 km、 17.5 km、 22.5 km、 27.5 km、 32.5 km、 37.5 km の 8箇所で水スポンジを提供してくれていました。

そこで水浴びできましたね。
ただし、ここでの給水はないのでご注意ください。
水スポンジの水を吸い出すということは可能ですが、あんまり衛生的じゃないと思います笑
フードに関しては一切提供がないので、エナジージェルなど日本から持参してウエストポーチなどに仕込んで走ることをおすすめします。
コース走りやすい??
コースの状態も触れておきましょう。
スタート地点から5 km までは道が整備されていて、ランナーのみ道路を走っていました。

しかし、5 km を過ぎると、あとは自由。
整備が解除され、ランナーたちは「軽車両扱い」で道路を走ることになります。

ランナーのすぐ脇を自動車、トゥクトゥク、自転車などが走るのです。
排気ガスもやばいですし、若干身の危険も感じました。
これはマリオカートで言うと、キノピオハイウェイですね。
すぐ隣を車が走っていますので、危ないし苦しいし過酷なコースといえましょう。
また、応援はほとんどなく、現地の人はこちらをじっと見ているだけです。もうね、辛い。
ただ、高低差については良心的で、ほとんどアップダウンはなく平らなコースでしたね。
ひたすらフラットで同じような道が延々と続くであるがゆえに、地獄のようなコースであるといえます。

また、渋滞が発生することもありました。
ゴール地点付近のネゴンボの市街地はひどく、トゥクトゥクや自転車、自動車が渋滞していました笑
色々言ってきましたが、簡単にまとめると
スーパータフでファックでつらいコース
なんだと思います。
生半可な覚悟で出場すると、僕のように死神を何度も見ることになりますので覚悟を決めて走るといいでしょう。
気温・気候
あと、気温についても要注意。
スリランカは年中暑く、コロンボマラソンの10月でも30度はゆうに超えていました。
特にレース後半の日が登ってからの時間帯は鬼。

スタートしたての6時頃はまだ涼しいですが、3時間経過して9時ぐらいになってくると、ものすごく汗をかくことになりました。
暑さ対策も必要になってきますね。
また、この10月という季節はモンスーンの季節でもあります。つまり、
ゲリラ豪雨が降ったり、強くて長い雨が降る可能性がある
ということです。
僕が出場した2018年のコロンボマラソンは幸運なことに晴れでしたが、その前日はものすごい量の雨が降っていました。
「いや、この雨の中マラソンやったら沈む」
というレベルだったので、当日は天気に恵まれて良かったです笑
完走証は?
完走証はでませんでした。

ゴールした時点では自分が何分でフルマラソン完走したのかよくわからない状態。
ゴール地点に電光掲示板のようなマラソンタイムをグロスで計測している時計がありました。
その時計をゴール時に見てみると、だいたい3時間50分後くらいでゴールしたことがわかりました。
僕の腕時計は途中でバグってしまい、結局どのくらいでフルマラソンを走ったのかよくわからないです笑
公式ページで大会結果が見れますが、掲載しているのは各種目トップの選手のみ。
タイム計測は自分でしっかりやっておきましょう。
参加賞は?
参加賞についても触れておきましょう。
ゼッケン受け取り時に T シャツサイズを聞かれたので、 T シャツがもらえるかなと思っていました。
ゴール地点付近の T シャツブースに行ってみたところ、なんと有料。

シャツが欲しいならお金を持って走り、最後にお金を支払うことになりますね。
ただそんな高いわけではなく、1,000ルピーでした。日本円にすると大体700円ぐらい。
欲しい人は購入すればいいでしょう。
ぼくはTシャツをこれ以上増やしたくなかったということと、あとは1,000ルピーあればうまい飯が2回食べれそうだったので買いませんでしたね笑
さあ、コロンボマラソンに出場してみよう
以上がコロンボマラソンの概要でした。
スリランカのコロンボでマラソン走れたのは良い経験でしたが、なかなか過酷なマラソン大会でした。
多分、ランナー人生の中で一番きつかったんじゃないでしょうか。
暑いし水が少ないし応援してくれないし危ないし、もう、苦しい。
また、帰りも自力で42.195km離れたスタート地点まで帰らなければならなかったのも一苦労でした。
マラソン終わってからも過酷で本当に辛い思い出しかないです。
ただ、いま振りかえると「スリランカでマラソンを走る」という特異な経験できたのはコロンボマラソンのおかげです。
勇気を出して参加してみてよかったなと思っています。
海外のマラソン大会に興味がある方はよかったら走ってみてくださいね。
お申し込みはRUNNETからどうぞ。
それでは!
Ken
ランニング愛好家。
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