スマートメガネJINS MEMEでランニングしてみた!
どうも、Kenです。日光に、焼かれました。
JINS MEMEというスマートメガネはご存知ですか??
このメガネはただのメガネではなく、
瞳孔の動き、顔の傾きなどを感知できるセンサーが備わっているスマートメガネなのです。
JINS MEMEには、
という2種類がありますが、このどちらのメガネの鶴橋の部分に、
6軸ジャイロセンサー(加速度センサー+ジャイロセンサー)
が実装されており、顔の傾きを検知できるようになっています。

「えっ、ランニングと何の関係が??」
と思うかもしれませんが、なんと、このメガネをスマホアプリと連携させると、
ランニングフォームの歪みを測定できるのです。
仕事用にJINS MEMEのJINS MEME ESを購入してみたので、今日はこのJINS MEMEでランニングフォームをチェックしてみました。

JINS MEMEでランニングフォームを測定する前の準備
まずは準備から。
RUN用のアプリをインストール
まずはJINS MEMEのスマホアプリをインストールします。
JINS MEMEのアプリはいくつか用意されていますが、今回はランニング用の「RUN」というやつを取り込んでおきましょう。
JINS MEMEを充電する
JINS MEMEはただのメガネではなく、センサーが埋め込まれたデバイスなので利用前に充電しなければなりません。
付属のACアダプタにUSBケーブルを接続すると1時間ほどでマックス充電が完了するでしょう。

スマホを携帯できる道具を用意
また、JINS MEMEでランニングフォームの歪みを計測するためには、
スマホを携帯して走らねばなりません。
なぜなら、メガネのJINS MEMEとスマホをBluetooth接続して、随時アプリにメガネで計測したデータを送信するからですね。
JINSの店員さんにこの件について問い合わせてみたところ、
「100mぐらいスマホと離れると接続途切れますね・・・」
とのこと笑
そのため、スマホを持ち運べるウェストポーチなどを装着して走る必要があるわけです。
僕もマラソン大会で着用するポーチを腰につけ、そこにスマホを入れて走ることになりました。
JINS MEMEをかけてランニングしてフォームの歪みを計測してみた
ってことで、早速、JINS MEMEをかけて専用アプリRUNでフォームの歪みを計測してみました。
スマホとJINS MEMEをBluetooth接続
まずスマホでJINS MEMEのRUNアプリを開きます。

ログイン諸々済ませると、次のような画面が出てきます↓

ここで中央の「接続する」をタップ。
もちろん、JINS MEMEを着用してスタンバイしておいてくださいね。
無事にスマホとJINS MEMEの連携が完了すると、中央の文字が、
START
に変化して準備完了です。

スマホを携帯して走る
満を辞して中央の「START」をタップ。
すると、ランニングのエクササイズの計測がスタートします。

先ほども申しましたように、計測にはJINS MEMEとスマホが通信できるように近くにおいてやる必要があります。
ポーチなどを駆使してスマホを携帯しながら走るようにしましょう。
自動的にランニング状態を検知
さて、JINS MEMEを着用してスマホを携帯して走り出してみました。
ここでちょっと気になるのが、
走っている状態の時にしっかり計測してくれるのか?
ですよね。
信号待ちの時や、コンビニで飲み物を購入している時のフォームを計測してもらってはデータが歪んでしまいますからね。
そんなこともあろうかと、JINS MEMEのRUNアプリでは、
ランニング時のみデータを計測してくれるようになっていました。
つまり、ランニングしている状態を検知し、それ以外の時は計測を止めてくれるのです。
試しに信号待ちの際にアプリを確認してみましたが、しっかりタイマーがストップしていて一時停止の状態になっていました。

素晴らしい!
汗をかくとちょっと心配(雨も)
JINS MEMEを着用して50分ぐらい走ってみたのですが、
やはり汗をかく。
しかも、メガネをかけていると特に鼻との接触部のパットに汗が溜まっていきます。
普通のランニング用のサングラスやメガネだったら気にしないのですが、JINS MEMEだと少し心配。
特にぼくが着用したJINS MEME ESは鼻パットの部分に、
3点式眼電位センサー
というセンサーが仕込まれているので、ここにぼくの汗が染み込まないかちょっと心配でした。

対応してくれたJINSの店員さん曰く、
「JINS MEMEは防水ではないので、センサー部分の扱いには気をつけてください」
とのことだったので、汗でセンサーがやられないかちょっと心配になりました。
夏場で滝のように汗をかきましたが、今の所、JINS MEMEは故障しておらずまだ生きています笑
「ランニング中にゲリラ豪雨に遭遇したりしたらどうなってしまうんだろう・・・」
とは思います。
ランニング終了
とまあこんな感じでJINS MEMEを着用して走ること50分ほど。
ランニングを終了する時は、エクササイズ画面の左下にある「長押し終了」を長押します。

JINS MEMEのRUNアプリでフォームの歪みを確認
と、ここまでがJINS MEMEを着用してランニングする方法でした。
が、ここまではあくまでも前座、単なる準備段階にすぎません。
JINS MEMEの真骨頂はやはり、
走った後にフォームをチェックするところから始まります。
結果の確認方法は、RUNアプリのトップから「ヒストリー」と進み、結果を確認したい日程のトレーニングをタップします。

100点満点のスコア
まず確認できるのが、
フォームとペースのスコア
です。
JINS MEME RUNの説明によると、
フォームの安定性とランニング速度
によって算出される数値で、100点満点で表されるようです。
※ぼくは平均35点でした笑

しかも、この100点満点のスコアが走行距離ごとに変化する様子がグラフで確認できるようになっています。これにより、
距離を走るごとにフォームの安定性が崩れたり、速度が低下している
ということを察知できるでしょう。
残念ながら、ぼくは初めから終わりまで35点ぐらいだったですけどね笑
フォームの重心の変化
続いて、フォームという項目を選んでみると、
走行距離ごとのランニング重心の変化を確認できます。

JINS MEMEがすごいのは、
10m単位で重心の変化を記録しているということ。
下の距離のラベルを横にスライドしてやると、重心の変化がグラフィカルな図で確認できてしまいます。
しかも、フォームがずれている場合は、
フォームを矯正するためのアドバイスが表示されるようになっていました。
たとえば、重心が後ろに傾いている場合は、
上からつりあげられるイメージを持ちましょう
のような感じですね。
ぼくは9km弱、JINS MEMEでフォームの歪みを計測してきましたが、
右後方に重心がずれてしまっているケースが多かったように思います。
右手には家の鍵を持っているので右に傾くことは承知していたのですが、後ろに重心がブレていることは初めてわかりました。
後ろにずれているということはちょっと顎が上がっていて上体がそれてしまっているということです。
今後のランニング練習の時に自分が後傾してないか注意しながら走ってみたいと思います。
距離・ラップ・平均ストライド
アプリのメニューから「表」を選んでやると、
距離ごとのラップと平均ストライド
を確認できます。

ぼくの場合、だいたい平均ストライドが100cmぐらいで、ジョギングのペースは6分ぐらいでしたね。
うん、だいたい安定して走れてるんじゃないっすかね!
重心ブレ・着地強度・ペースをグラフ化
「グラフ」というメニューを選ぶと、
- 前後ブレ
- 左右ブレ
- 着地強度
- ペース
の数値変化を走行距離ごとに確認できるようになります。

着地強度、ペースについてはブレがなく走れていたのですが、
やはり重心のブレが見受けられました。
しかも、どっちかというと、
左右ブレの方が大きい。
ちょくちょく理想のブレの許容範囲をはみ出してしまっていて、グラフが尖っています。
いやあ、まさかここまで細かく確認できてしまうとは!
アドバイス
最後の「体幹」というメニューを選ぶと、
体幹トレーニングをしよう
という内容のアドバイスをもらえました。

ぼくの場合左右ブレが一番大きかったためか、
上体の左右ブレが発生。安定したランニングを維持するため、ブレを抑えるために体幹の強化をしましょう!
という内容のアドバイスをいただきました。
特に背中を鍛えろ、と。
ランニングフォームの歪みを知りたいならJINS MEMEで走ってみよう!
以上がJINS MEMEを着用して走ってみたレビューでした。
ぼくは今回、デスクワーク向けのJINS MEME ESをつけて走りましたが、やはりスポーツ用だけでないだけあって、センサー部に汗が溜まるのが心配でした。
もし、ランニングフォームの歪み確認専門でJINS MEMEを使いたい場合は、スポーツ用のJINS MEME MTがおすすめですね。
こちらは鼻パット部分に眼電位センサーが入っていない分、価格が安く、鼻汗がセンサーに与える影響を心配しなくていいです。
しかも、サングラスになっているのでランニングサングラスとして自然にメガネを着用できると思います。
それでは!
Ken
ランニング愛好家。
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