マラソンを完走するためのメンタルの保ち方は??
どうも、Kenです。マスクで、警戒してます。
42.195kmをいかに速く走りきるかを競い合う競技フルマラソン。
日常生活では走破しない距離に挑戦することになるので、当然、
苦しい。
そして、まずマラソン初心者の方は、
メンタルがやられると思います笑
「まだあと35kmもある・・・・!」
「どうやったらゴールできるんだよ・・・」
と走っている最中にそんなことを考えてしまうと、メンタルがやられてしまい完走するという目標から遠ざかってしまうでしょう。
そんな時に参考にしたいのが、
影響力の武器(戦略編)
という社会心理学の本です。
最新の社会心理学の実験結果や、そこから見出される数々の仮説が紹介されているのですが、中でもマラソンで役に立つものを発見しました。
その名も、
スモールエリア仮説
というものです。
マラソンのメンタルに応用できる「スモールエリア仮説」とは??
それでは一体、スモールエリア仮説とは何者なのでしょうか??
影響力の武器(戦略編)によると、
人にやる気を出させたり、作業を終わらせたりすることを目標とする場合、意識を大量に残っている部分ではなく、すでに終えた小さな部分に意識を向けると成功の可能性が高まる
というものです。
作業量のうち、小さな部分に意識を向けると成功の可能性が高まるというもの。
初期段階では「終えた作業」について考え、半分を過ぎたら「残っている部分」に意識を向ければいいわけです。
たとえば、全部で100回繰り返さねばならぬ作業があったとしましょう。

この時、開始直後はなるべく終えた作業の量に目を向ける。
5やったら、
「5できた」

20やったら
「もう20できた」
などですね。

さて、半分の作業量の50を過ぎたら、今度は終えた部分ではなく残りに目を向けます。
たとえば、56終わった段階では、
「あと残り44だよ!」

90終わった段階では、
「あと残り10だよ〜」
といった感じです。

このように、到達度と目標までの残りの部分の2つのうち、より小さな方に意識を向ければ作業効率が高まったり、目標に到達できる成功率が上がるようです。
スモールエリア仮説をマラソンに応用するとどうなる??
なんとなくスモールエリア仮説がピンときましたね。
あとはこいつをマラソンに応用してやるだけです。
フルマラソンの場合、目標は42.195kmを走りきるということ。

スモールエリア仮説を使えば、
初期段階の走り初めではとにかく、
走りきった距離に目を向けるようにする
ということが完走へのメンタルの保ち方となります。
で、半分を過ぎたら残りの距離に目を向ける、と。
たとえば、最初の10km通過時を想定してみましょう。
10kmを走りきったら残りが32.195kmあるわけですが、
「あと、32kmもあるのかよ・・・」
と残りの距離を意識するのではなく、
「もう10km走ったのかよ、すげえじゃん、いけるいける」
と距離が小さい到達度の方に目を向けます。

そして、ゴールまでの半分の距離のハーフマラソンの距離(21.0975km)に到達したら、今度は視点を変えて、
残りの距離に目を向けるようにします。
たとえば、35km地点に到達したら、
「もう35kmまできたよ〜」
とこれまでの走行距離を意識するのではなく、
「あと7kmちょっと!頑張ろうぜ」
と残り部分を頭で考えながら走るといいわけです。

フルマラソンは考え方1つで完走に近づくこともある
以上が影響力の武器(戦略編)で学んだ「スモールエリア仮説」をフルマラソンに適用してみた例でした。
最後に復習しておくと、
スモールエリア仮説とは、
到達度と残りの部分のどちらかに意識を向けるとき、より少ない方を意識する
というものでしたね。
マラソンならば、初期段階ではこれまでに走った距離、半分をすぎたらゴールまでに残っている残りの距離ということになります。
「フルマラソンを走るといつもメンタルでやられてしまう・・・・」
と悩んでいる方はスモールエリア仮説を使ってメンタル面を強化してみましょう。
それでは!
Ken
ランニング愛好家。
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