モンゴル国際草原マラソンのハーフマラソンに出場してみた体験談

モンゴル国際草原マラソンのハーフマラソンに出場してみた体験談

どうも、Kenです。サーモン、ガーファンクルです。

 

先日、モンゴルのウランバートルで行われたモンゴル国際草原マラソン。このマラソンは簡単に言ってしまうと、

モンゴルの大草原を走る

という大会なのですが、大会の名前を聞いただけでもワクワクしてきたのでエントリーしてみたのです。

モンゴル国際草原マラソン

大草原でむちゃくちゃ孤独で、しかも草原に体力を奪われるハードな大会でしたが、無事に完走することができたので、今日はその体験を忘れないうちに書いておこうと思います。

 

5時am:起床

確かレース当日は5時ぐらいに起床しました。

起床して少しばかり読書し、前日に仕入れていたモンゴルのパンとバナナを食べてエネルギーを摂取。

モンゴル国際草原マラソン

朝食後は本番で着るランニングウェア、ランニングシューズ、さらに360度カメラなどの備品の荷造りをし、いよいよホテル出発です。

 

6時45分:ホテルを出発

モンゴル国際総合マラソンのレース会場に行くためにはバスで移動することになっていました。

バスはフラワーホテルというウランバートルのホテルから出ていて、ぼくが滞在したTanan center Apartmentsからだいたい1.5 km ほど離れた離れていたので徒歩20分ぐらいでフラワーホテルに到着できました。

まだ早朝ということもあり、人気が少ない中での移動でしたね。

モンゴル国際草原マラソン

天気は晴れたし空気がうまい。

 

7時10分:フラワーホテル到着

前日の結団式において、

7時15分頃にフラワーホテル集合

ということだったので、時間通りにフラワーホテルに到着。

モンゴル国際草原マラソン

ホテルのロビーで待っていると、7時15分頃からゼッケンの受付が開始されました。ここではゼッケンに加えて、参加賞の T シャツ・タオルなどがもらえてもらえましたね。

モンゴル国際草原マラソン

受付が終了すると、駐車場にある大きな赤色のバスに乗り込んで行きます。

バスはかなり大きく、その割には参加者が少なかったのでり一人当たりのスペースが広い。一人で二つの席を使うことができて広々と過ごすことができました。

 

8時頃:出発バス

7時半出発という予定でしたが、色々と予想外のことが起きたためか8時頃バスがホテルを出発しました笑

モンゴル国際草原マラソン

ホテルの中では、大会事務局の近さんが、前と同じように退会の注意点などをアナウンスしてくれたり、彼女発行しているコンバイノーという雑誌を見せてもらったり、後は大会のモンゴル国際草原マラソンのコースの図などが共有されました。

モンゴル国際草原マラソン

ぼくは朝食のモンゴルパンを食べ過ぎて眠くなっていたのでほぼ睡眠状態でしたね。

モンゴル国際草原マラソン

 

9時40分:レース会場に到着

片道一時間半ぐらいでバスがレース会場に到着。

到着すると、ランナー一人一人におにぎり唐揚げなどが入った弁当が配られます。

モンゴル国際草原マラソン

こちらはレース前に食べてもいいですし、レース後にとっておいてもいいようです。

僕は自分でモンゴルのパンという朝食をとってきたので、レース後にこのお弁当を堪能することにしました。

 

バス自体が更衣室・荷物保管所として機能しているので、まずはこちらで私服から走る格好に着替えてウォーミングアップの準備。

後はゼッケンをウェアにつけたりなどもバス内で済ませましたね。

 

10時頃から:ウォーミングアップ

ランニングウェアに着替えてバスの外に出てみると、そこは今までに見たことがないぐらい壮大な草原が広がっていました。

また、それと同時にこれまで嗅いだことがない独特な臭い(香り?笑)が漂ってくることに。

たぶん、おそらく、家畜の匂いやうまのふん、そして草の匂いなど、よくわかりませんが、これが大草原の匂いというやつのなのか・・・・・

あとは今までに見たことがないトンボのようなバッタのような虫もいて、完全に今までいたウランバートルとは異世界です。

 

モンゴルの大会会場は結構ちゃんとしてました。

表彰式を行うためのステージ、女性用の更衣室として機能しているゲル、それと大会本部、日本語通訳席、などが用意されていました。

ウォーミングアップするために走れるところを探して見たところ、、

ありましたありました!

わだち!

モンゴル国際草原マラソン

このわだちをしばらく行ったり来たりしながら10分ぐらい体を温めてあとは体操。

仮説トイレも大会本部近くに用意されていましたので、レース前に余分なものを外に出しておくことが可能です。

 

10時半過ぎ:開会式、始まる

10時半頃からスタートという予定だったのですが、なぜか10時40分から開会式が始まりました笑

モンゴル国際草原マラソン

開会式ではモンゴル陸上競技連盟のお偉いさんの話、さらにゲストランナーの紹介、

モンゴル国際草原マラソン

日本のアイドルの紹介、

モンゴル国際草原マラソン

あとはモンゴルの伝統的な楽器の演奏などがありまして結構コンテンツ満載。

モンゴル国際草原マラソン

何時にスタートするのか不安な状態で長時間過ごすことになりましたね笑

何時に出発するのか定かではありませんでしたが、なぜか11時頃からモンゴルのランナーたちがそわそわとスタート付近でアップを始めたのがサインでした。

僕もその頃から気持ちがどんどん高まって言ったことを覚えています。

 

11:25ごろ:いよいよスタート

11時20分頃になると、大会本部から、

「11時半からハーフ、10kmをスタートします」

というアナウンスがありました。

そのアナウンスと同時に、ランナーがスタート地点に集結。

モンゴル国際草原マラソン

ぼくもレースウェアに着替えてカメラをつけて準備完了です。

しかしながら、スタートはいきなりでした。

 

11時25分ぐらいだったので

「あと5分ぐらいかな」

と思って時計を見ていたところ、いきなり号砲が!w

あまりにもいきなりだったので、隣にいた人に

「これってハーフと10 K のスタートですよね?」

と確かめたしかめなくてはなりませんでした笑

まあ何やともあれ無事にスタートできてよかった!

 

レース開始10分

スタートしてから10分もたたぬうちに悟ったのは、

モンゴル国際草原マラソンはものすごく孤独な競技であるということです笑

モンゴル国際草原マラソン

超広大な草原の中にはもちろんほとんど何もいませんし、いたとしても馬などの午牛などの家畜に限られます。

そのため、マラソン大会につきものである応援のお客さんなんているわけではありませんし、楽器で鼓舞してくれる演奏隊もいる由もありません。

大草原を走りながら聞こえるのは

自分の足音と息遣い。

あとはたまに飛んでいるバッタとトンボを合わせたような昆虫の羽音くらいです笑

こんなに孤独で壮大なマラソンは他にないんじゃないですかね。

 

主に、草原の中にあるわだちを走って行くのですが、中にはわだちがない草原だったり、細かい石が入り混じっている砂利の道などを駆けることもありました。

 

アップダウンに関してはそれほどでもなく、開始1kmぐらいにものすごい上り坂があったぐらいで、あとは下り坂と平坦な道が続きました。

ハーフの折り返し付近はもう一度上り坂だったのですが、それほど登りすぎることもなく、まだまだ走って登れるほどでした。

 

折り返し

なんとかハーフマラソンの折り返しってに着きました。

モンゴル国際草原マラソン

折り返し地点にはこのように旗を持った係りの方が待機してくれていて、ここでは500ミリリットルの水のペットボトルを補給することができます。

ペットボトルということだけやって、その場で飲み切らないといけなくて、500mlの水を飲んだり体にかけたりして水分を摂取。

再び走り出すことになりました。

 

折り返し後

折り返し地点後はさらに孤独で孤独な旅となりました。

モンゴル国際草原マラソン

ランナー同士の間がレース後半に行くにつれて広がっていたため、一人で走り続けることに。

広大な草原すぎるので、視界が良すぎて一応前のランナーは見えますが、とんでもなく離れすぎていて追いつけそうにもない、という感じでしたね笑

モンゴル国際草原マラソン

前のランナーの姿がものすごく小さく、さらに後ろを見ても誰もいない、状態がほとんどです。

 

ラスト1.5km

なんとか、3 km の折り返し点、つまりラスト1.5 km ぐらいの地点に到達。

モンゴル国際草原マラソン

草原をずっと走っていたきたこともあり、足には疲労が蓄積されていて、最後らへんは思うように足が動かなくなっていました。

これはマラソンというよりクロスカントリーで、足への負担は30kmの青梅マラソンぐらいと同じぐらいきつかったと思います。

モンゴル国際草原マラソン

草原の地面が柔らかいので、ちゃんと蹴らないと前に進めなく、で足への負担が大きかったのでしょう。

 

心臓破りの坂現る

最後の1〜2キロぐらいでものすごい坂が登場。

モンゴル国際草原マラソン

それもそのはずで、行きの道でむちゃくちゃ降ってきたので、往復コースであるがゆえに帰りはそれを登らないといけませんからね。

 

あまりにも傾斜がきつすぎて、走って登れないなかったのでここは手押し。

万里の長城マラソンで身につけた「膝を押して登る方法」で何とか乗り切れました。

モンゴル国際草原マラソン

そのあとはひたすら下りと平坦な道が続きます。

あまりにも周りに人が居なさすぎて、しかも轍がいくつか分岐しているところがあり、

果たして自分が正しいコースを走っているのかどうか??

となんども疑念が頭をよぎりましたw

わからないまま走り続けていると、地平線の向こうに大会本部のテントが見えてきました。

馬がいたので途中撮影しながらも、ゴールに向けて最後の力を振り絞って走り続けます。

 

ゴールも孤独?

大会本部が近づいてくると、何やら歓声が聞こえました。

モンゴル国際草原マラソン

「誰かゴールして盛り上がっているのかな??」

と思っていたのですが、じつはこれは全くランナーのゴールで盛り上がっているのではなかったのです。

モンゴル国際草原マラソン

自分がいざゴールしてみると、

誰からもたたえられず、

ゴールテープも記録しょうもなく、

いきなりマラソンが終了しました笑

あまりにもあっけなかったので、

「え、これで終わり??」

と思わずにはいられませんでしたね。

レース中も孤独で、ゴールしても孤独。

こんなに孤独を極めたマラソン大会は初めてです笑

 

なぜ、みんなゴール地点で歓声を上げていたのか??

その答えはステージを見れば明らかでした。

モンゴル国際草原マラソン

ちょうど日本から来たアイドルがステージで歌っており、みんなアイドルに向けて声をあげていたのですね笑

な、なんて寂しいマラソン大会なんだ・・・・

 

寂しいだけではなく、タイム計測もされておらずタイムとかよく分かりませんでした笑

自分の時計で記録したのは、

1時間44分38秒

でした。

モンゴル国際草原マラソン

ハーフマラソンのベストが1時間36分後ぐらいだったと思いますので、クロスカントリーのコースでこのタイムを出したのはいいんじゃないかすね。

ただ、距離が本当にハーフマラソンなのかどうかはちょっと危ういですけど笑

 

表彰式

その後はクールダウンしながらアイドルを見て過ごしていました。

体を落ち着かせましたら、バスに戻って私服に着替え、再びアイドルを見ならがらお弁当を食べる。

一人のんびりと完走後の余韻に浸っていました。

 

アイドルのステージが終わると、今度は各種目各部門ごとに表彰式。

ほとんどの方がモンゴルの方で、日本人選手は全然入賞できてませんでしたね。

さすが地元だということだけあって、かなり強い!笑

 

日本人選手が優勝したのは「裸足で走る」という部門、それと外国人の部のみでしたね。

これらの優勝者には羊一頭が出られていて面白かったです。ステージに羊あげるんかい!w

 

モンゴル国際草原マラソン

いよいよメインのハーフマラソンの表彰式。

もちろん、上位はモンゴルの選手を独占。

モンゴル国際草原マラソン

この男女の優勝者には馬一頭が与えられます。

さすがにステージの上にはあげられなかったらしく、ステージの近くに馬が待機していて、優勝者の方と記念撮影をしていました。

いったい彼は何分ぐらいで走っていたのだろうか?笑

 

レース後の宴

表彰式が終わるとモンゴルの選手の方はバスで帰宅。

日本のランナーたちだけが残されました。

 

その後は宴のようなものがありまして、

  • ビール
  • モンゴルウォッカ
  • お菓子
  • コーラ
  • モンゴル料理

などがふるまわれました。

大草原の中で、机を置いて、色々物を食べたり飲んだりするのは初めてだったのですごい新鮮な体験。

しかも、メインディッシュのホルホックという羊肉の石焼がすごい。

羊肉がふんだんに振る舞われ、さらにそれに合わせてじゃがいも人参などの野菜を蒸してきてくれました。

トラックの荷台で料理していて、その場で料理するなんてすごい!

 

帰宅

宴が1時間ぐらい続いていよいよ帰宅です。

帰りももちろんバスでしたが、帰りは草原からウランバートルへの道だったのでちょっと混雑していて時間がかかりました。

行きの道よりも1時間遅れで、2時間半ぐらいバスでかかっていましたね。

そんなこんなで、バスがフラワーホテルに到着したのは18時50分ぐらい。

そのため、モンゴル大草原マラソンというイベントは午前中に始まるハーフマラソンといえど、全部含めると1日がかりになります。

マラソン大会当日はマラソン以外のイベントを入れない方が賢明でしょう。

 

 

さあ、モンゴル国際草原マラソンに出てみよう!

以上がモンゴル国際草原マラソンの体験談でした。

日本のマラソン大会と比べると時間にちょっとルーズでしたが、出てみるとやはり面白かったです。

ひたすら誰もいない広大な草原を走った後、

アイドルのステージを見て、羊肉たっぷりのモンゴル料理をビールやウォッカと一緒に食べる、しかも大草原で。

明らかにユニークすぎるマラソン大会です。

 

ただあまりにもやはり印象的だったのが

孤独。孤独の中の孤独。

レース中の孤独はもちろんのこと、ゴールしてからの孤独も半端なかったです。

ゴールしてから誰にも称えられないとこんなに寂しいことになるんだ・・・とよくわからない思いに駆られました笑

ただ、こんなゆるいマラソン大会もあっていい、そう思うようになりました。

日本はスタートからゴールまで完璧を求めすぎて、なんか逆に疲れちゃいますね笑

多少スタート時間が遅れたっていいですし、ゴールは寂しく一人で余韻に浸ってもいい。

ちゃんとした公式が記録がなくたっていいんです。

 

という感じで、むちゃくちゃユニークで日本のマラソンとはまた違ったテイストを体験できるので、

夏場でハーフマラソン大会を探している方や、海外で面白い大会に参加してみたいという方はモンゴル国際総合マラソンにチャレンジしてみてくださいね。

 

それでは!

Ken


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Ken
中学から陸上を続けて14年間走り続けてきたランニング愛好家。 19歳の時初めてのフルマラソンに出場し、サブスリーを達成。 走る楽しさを伝えるウェブメディア「RUNNIE」の編集及びライティング担当。

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