モンゴル国際草原マラソンに参加してきた
どうも、Kenです。請求書、発見しました。
先日、モンゴルのウランバートルで開催された「モンゴル国際草原マラソン」に出場してきました。
モンゴル国際草原マラソンは今年で22回大会を迎える伝統と歴史のある大会ですが、まだまだ知らないランナーも多いと思います。
そこで今日は、モンゴル国際草原マラソンにはるばる出場してきた経験をいかし、
- 大会の概要
- コース
- ゼッケン、更衣室、荷物預かりなどはどうなっているのか?
をまとめておこうと思います。
モンゴル国際草原マラソンとはどんな大会なのか??
モンゴル国際草原マラソンの概要はこんな感じ。
マラソンが行われる場所
モンゴル国際草原マラソンは、
モンゴルの首都ウランバートルの草原
にて行われます。

「えっ、草原って言ってもいろいろあるだろうに?」
と思いますよね。
モンゴル国際草原マラソンの大会要項によると、開催場所は、
首都ウランバートル近郊の大草原
となっています。
よくわかりませんが、名前なき草原というやつです。
この大会の開催場所には、鉄道もエアラインも開通していないので、
ウランバートルの「フラワーホテル」からバスで移動することになります。

だいたいこのフラワーホテルから片道一時間半ほどで到着できる草原で、大会に参加するともれなく送迎してもらえるのです。
ぼくは申し込む前にてっきり、
草原の近くに宿泊しなければならないのか?
と思っていて、個人では無理かと思っていましたがそんなことありませんでした。
首都ウランバートルの近郊のホテルに泊まれば、誰でも参加できます。
ツアーが複数ありますのでそちらに参加してもいいですし、ぼくのように個人で参加しても全く問題ないと思います。
種目・参加料金は??
モンゴル国際草原マラソンの種目と料金についても触れておきましょう。
種目としては、
- ハーフマラソン
- 10 km
- 5 km
- 3 km
の4つ。
今年からそれに加えて超ハードそうな「50 km トレイル」が新設されたみたいです。
ただし、トレイルに関しては全く国際草原マラソンとは別物扱いで、レースのスタートも朝がものすごく早く、トレイルの選手を見ることはできませんでした。
また、今年から「はだしの部」という靴を履かないで走る人の部門というものが誕生していました。
参加料金は、
- ハーフマラソン
- 10 km
- 5 km
- 3 km
が12,000円。
50kmトレイルの場合は15,000円みたいですね。
詳細はこちらの大会公式ページからどうぞ↓
スケジュールは?
スケジュールはあらかじめ次のように定められています。
- ハーフマラソン
- 10 km
- 5 km
- 3 km
は10時半ごろからのスタート。
まずはハーフ・10 km のスタートが行われ、更に5~10分後に5 km、 3km のスタートといったスケジュールでした。
トレイルは朝の6:00からスタートみたいなので朝は3時ぐらいに起きるみたいです。
ただし、これはあくまでも予定。
モンゴルのマラソン大会では時間通りに進まないことが多いらしく、ぼくが参加したときも予定より1時間ビハインドでスタートになりました笑

モンゴル陸上競技連盟のお偉いさんの話、モンゴルの伝統的な楽器の演奏、

さらに日本のアイドルの挨拶などがありまして、イベントが充実しすぎていたのでしょうがないですね。

コースは?
モンゴル国際草原マラソンのコースは開催年によって異なるらしく、今年は次のようなコースになりました。

大会コースは当日の移動中に共有してもらえるので、当日までどこを走るかは誰もわからないようでした。
どうやら今年のコースはアップダウンが激しい丘がレース序盤に登場する難易度の高いコースだったみたいです。
コースは折り返しタイプで、ある地点まで行ったら折り返すことになりますよ。
コースの様子
モンゴル国際草原マラソンは草原を走ります。
走る路面の状態としては、基本的に次の3つ。
草原の中にできたわだち、

わだち
草原、

草原タイプ
砂利の3タイプ。

砂利タイプ
アップダウンはそんなに多くないのですが、柔らかい土を踏んで走るためか足に負担がかかります。
走っていると徐々にバネを失っていき、ハムストリング、ふくらはぎなどに疲労が蓄積。
正直、そんなに速く走ってなかったはずなのですが、今までで一番苦しいハーフマラソンだったと思います。
言うならば、これは究極のクロスカントリー。
バランス感覚、坂を登りきる力、さらに下り坂をスムーズに下りきる体重移動術、など総合的なランナー力が問われる大会になってます。
トレランとまではいかないものの、これはロードのマラソン大会とはまた違った能力と問われますね。
距離表示はあるの?
距離表示についても触れておきましょう。
距離表示は各種目の折り返し地点でありました。

そのため、3 km、 5 km、 10 km、ハーフの折り返しで自分の距離を知ることができます。
3kmの折り返しでしたら1.5 km の地点でありますし、5 km の折り返しでしたら2.5 km の地点で走行距離をチェックできました。
距離表示はそんなに細かくないので、距離表示はないと思っていた方がいいでしょう笑
給水は?
給水は距離表示と同じで、各種目の折り返し地点に設置されています。
- 1.5 km、
- 2.5 km、
- 5 km
- 10 km
- ラスト5 km、
- ラスト2.5 km、
- ラスト1.5 km
の6箇所ですね。

提供されていたのは500ミリリットルのペットボトルの水。
コップではないので、その場で水を飲みほすか、水をいれたまま持って走るか、バックパックにいれて走るかになります。
草原でのマラソンになりますので、当然ゴミ箱はないです。
ぼくは草原にゴミを捨てるのは気が引けたので、その場で水を飲んだり、かけたりして使い果たし、係員の近くにからのペットボトルをおいておきました。
「もっと多く頻繁に給水したい!」
という方はトレラン用のバックパックで走るといいと思います。
更衣室・荷物預かりについて
更衣室、荷物預かりについてです。
女性用の更衣室のために建てられたゲルがありましたが、男性用は存在していませんでした。
そのため、男性は移動で使ったバス内で着替えることになります。

また、荷物もバスの中に残していくことになります。
運転手さんが見張ってくれているので、比較的安全ですが、念のためにパスポート、財布などの貴重品は置かない方が良さそうですね。
参加者がそんなに多くなかったため1人で2席分のスペースを利用することができ、着替えるのに十分なスペースがあって良かったと思います。
着替える時間が十分にあるので、走る格好で現地に行かずに私服でバスに乗って問題ないでしょう。
トイレについて
会場近くに仮設トイレが設けられていました。
それほど混雑してなかったのでレース前にはトイレに行けますね。

しかしながら、レース途中でトイレに行きたくなった場合はお手上げ。
草原の中に仮設トイレはありませんので、青空トイレになるのかな笑
スタート前にトイレを済ませて万全の体制で走り出しましょう。
ゼッケン受け取りは?
ゼッケン受け取りは当日の朝。

バスに乗るためにフラワーホテルに集合するのですが、このフラワーホテルのロビーでゼッケンを渡してもらえます。

当日の朝にもらえるので、前日や前々日は何もしなくても大丈夫。
ゼッケンに伴い、参加賞の T シャツ、

タオルなどもその場で渡してもらうことになるので忘れずに受け取っておきましょう。

また、安全ピンが付属されているので自前で安全ピンを持って行かなくても大丈夫です。
ハーフマラソンの優勝者には馬一頭
このマラソン大会がユニークなのは、その優勝商品でしょう。
なんと、男女ハーフマラソンの優勝者にはそれぞれ、
馬一頭
が贈呈されることになっています。
これまで22回の大会の中で優勝者の方はいずれもモンゴルの方ばかり。
日本人選手は一度も馬を獲得したことがないのだとか。
モンゴルの選手はオリンピックレベルの方もいるみたいなので仕方ないですね笑
ぼくが出場した22回大会も優勝者は男女ともにモンゴルの方でした。

一度日本の実業団のランナーを連れてきたことがあるみたいなのですが、それでも最高成績は2位。
一度でもいいから日本選手が馬一頭を獲得するシーンを見てみたいものです。
さあ、モンゴル国際草原マラソンに参加してみよう
以上がモンゴル草原マラソンの概要です。
「モンゴルの草原を走る」という経験はおそらく、モンゴルの遊牧民 に頼んで案内してもらって一人で走るか、もしくはモンゴル国際草原マラソンに参加するしかありません。
「広々とした草原の中で走ってみたい!」
という方は、よかったらモンゴル国際草原マラソンに参加してみてくださいね。
興味が湧いた方はまずはホテル選びからどうぞ↓
それでは!
Ken
ランニング愛好家。
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