ランニング中に音楽を100%おすすめしない5つの理由

ランニング中に音楽はおすすめしないだって!??

こんにちは、この記事を書いてるKenです。ベイマックスは購入したいです。

 

ランニング中に音楽をきいているランナーの方って結構いますよね??

音楽をシャッフルもできるiPod shuffleを身につけて走っていたり、スマホをランニング用のアームバンドに入れてどしどし走っていたりする方もいるでしょう。

なにせ、この世界にはランニング用のイヤホンもありますからね。

 

ただ、このイケイケどんどんムードの中で、ぼくは次のような立場を表明します。それは、

ランニング・マラソン中には音楽を100%おすすめしない

というものです。

たぶん、おそらく、いや、ゼッタイ得にならない意思表明ですね、これ。

ただ、ランニングを12年続けてきた身として「ジョギング中に音楽をきく」という行為に異議を申し立てたくなったのです。

1意見として参考にしてみてくださいね。

 

 

ランニング中に音楽をおすすめしない5つの理由

今日はせっかくなので、

ぼくがランニング中の音楽をおすすめしない理由を5つほど紹介します。

 

 

理由1.  いろんな意味で危ないから

ランニング中の音楽をおすすめしない一番大きな理由は、

危ないから

です。

とてもシンプルですが、ほんとうに危ないと思っています。

ここで言う「危ない」とは、

  • 交通的に
  • 防犯的に

という2つの意味を持っています。

 

考えてもみてください。

ランニングとかジョギングとか言われるものは結構スピードをもった運動です。

ゆっくりとしたジョギングでも時速5kmぐらいは出ています。1km/4分のペース走なんかやったら時速15kmぐらい出ています。

この速さはちょっと自転車に乗りたての小学生や、高齢者の三輪バイクと同じスピード。

耳から聞こえる情報を無視して走り続けるなんて、自転車のイヤホン運転とたいして変わりません。

電柱にぶつかるのはもはや時間の問題でしょう。

 

また、防犯的にも危ない。

イヤホンで耳を塞いでいると、後ろから迫り来る足音を察知できません。

仮に走っていたとしても、相手が自分よりも速いプレイヤーだっとしたら追いつかれてしまいます。

特に夜間のランニングでは、イヤホンで耳を塞ぐとちょっと怖いですね。あまりにも無防備すぎます。

 

えっ。どうしてもランニング中に音楽をききたいですって??

そんなときは公園の周回コースを走ることをおすすめしますね。

公園ならば交通ルールがほぼ存在しませんし、街灯が多く犯罪は起きにくいからです。

 

理由2. 自分の息づかい・足音が聞こえないから

2つ目の理由は、ランニング中の自分のコンディションに疎くなるからです。

マラソンをしていて、自分のコンディションが良いのか悪いのか判断したいですよね??

スピードをあげたらいいのか、下げたらいいのかわかりません。

最悪の場合、脱水症状で倒れて道ばたで干涸びる可能性もあります。

 

ぼくは自分のランニングコンディションを以下の2つのソースから感じ取っています。

  • 息づかい
  • 足音

自分がぜーぜーすーすー走っているのか、ちゃんとしたリズムを保って足を運べているか??

これらはイヤホンをして音楽をきいていては感じ取れません。

ぼくにとっては音楽のBGMより「走っている音」のほうが大切なんです。ちょっとキモいこと言ってますね。

 

箱根駅伝を目指す学生を描いた三浦しおんさんの小説「風が強く吹いている」でも、冒頭で主人公の「走」が、

足先から伝わる衝撃を、全身の筋肉がしなやかに受け流す。耳もとで風が鳴っている。皮膚のすぐ下が熱い。なにも考えなくても、走の心臓は血液を巡らせ、肺は乱れなく酸素を取りこむ。体はどんどん軽くなっていく。どこまでだって走っていける。

三浦しをん(2006-09-22).風が強く吹いている(Kindleの位置No.102-104).新潮社.Kindle版.

なんて走るときの感覚を表していますが、まさにこんな感じ。

風の音、息づかい、足音、全てが愛おしいのです。

 

理由3. 街の声に耳を澄ませたいから

近所をゆっくりと歩いたことがありますか?

目的地なしにブラブラしたことありますか?

多忙なビジネスライフをおくっている方はそういう機会がないのではないか、と思います。

せいぜい聞いているのは毎日の通勤電車のアナウンスだけ、なんていう方もいるでしょう。

 

そういった方におすすめしたいのが、

ジョギング中に音楽ではなく、街の声に耳を澄ませる

ということです。

普段忙しすぎて気づかなかったいろいろな音が耳に入ってくるでしょう。

たとえば、小鳥のさえずりや、プリウスがすーっと入ってくる電子音、さらには、迷子になった高齢者の捜索放送・・・・などなどたくさんあります。

ふだん気に留めていられないからこそ、マラソンの練習のときぐらい耳を澄ませてみたいです。

近所から意外な音が発見できるかもしれません。

 

理由4. 思考が停止するから

ぼくにとってのランニングは考えることでもあります。

そのため、音楽で考えるのを邪魔されたくないんです。

 

走っているランナーをみると一見、なにも考えずに苦しんでいるだけに見えますが、じつは何か考えています。

ただ、ぼんやりと、走っていて気づいたら「あのアイデア」を考えていたり、気づいたら「あの本の内容」を思い返しています。

なんだろう、走っている頭の中にすーっと考えが通り過ぎていく感じです。

 

作家の村上春樹さんも「走ることについて語るときに僕の語ること」の中で、

走っているときに頭に浮かぶ考えは、空の雲に似ている。
いろんなかたちの、いろんな大きさの雲。それらはやってきて、過ぎ去っていく。
でも空はあくまで空のままだ。雲はただの過客にすぎない。
それは通り過ぎて消えていくものだ。そして空だけが残る。

と言っています。

ランニング中に音楽を聴いていると、音楽に注意が向かってしまうのでこうしたアイデアの流れが悪くなってしまいます。

これはたぶん、一人でいるのがなんとなく寂しいからテレビをつけてしまう現象と同じ。テレビをつけると映像や音声に意識が言ってしまうので思考は停止してしまいがちになります。

テレビを消して静まり返った部屋で過ごして始めて、自分と向き合うことができますよね。

 

理由5.  真に強いランナーになれないから

ランニング中に音楽をたしなむランナーの方に意見をきくと、

テンポがいい曲がかかるとスピードが上がってくるんよ^^

と耳にすることがあります。

たしかに、尾崎豊の「I LOVE YOU」を聴くときよりも、「15の夜」を聴いたほうがランニング速度が上がりそうな気がします。

 

ただ、こうした外部からの刺激によってランニングスピードやモチベーションが変化していては、

外部からの刺激に依存するランナー

になってしまいます。

そうなってしまうと、フルマラソンで「沿道の応援がない箇所」にさしかかると失速しはじめたり、好きな人がみていないと本気を出せなかったりする事態に陥ってしまいます。

 

アップテンポの曲がかかろうが、ダウンテンポの曲がかかろうが、ランニングのスピードは自分でコントロールする。

これができると、マラソン本番でも他のランナーに影響されず自分でペースを守れるようになります。

 

 

ランニング中に音楽をおすすめしない!!けど・・・・

ここまで散々、訳の分からぬ理由を並べて「ランニング中の音楽」を批判してきました。

ただ、これは完全にぼくの主観です。

ジョギング中に音楽を聴くことが好きだったら、それもそれでいい。

金子みすずの詩のように、

みんな違ってみんないい

と思っています。

 

ただ、ランニング好きのぼくとしては、全てのランナーの方に「音楽をきかないランニングの良さ」も味わって欲しいです。

ランニング中に音楽を聴くことが日課となってしまっている方は、一度イヤホンを外して走ってみてください。

きっと、何か発見があるはずです。

 

それでは!

Ken


The following two tabs change content below.
Ken
中学から陸上を続けて14年間走り続けてきたランニング愛好家。 19歳の時初めてのフルマラソンに出場し、サブスリーを達成。 走る楽しさを伝えるウェブメディア「RUNNIE」の編集及びライティング担当。

関連記事

4 Comments

  1. そうそう!! と思いながら読ませていただきました。音楽を聴きながら走っている人も多いし、宣伝も多い…。体中の感覚を使って走りたくないのかなと思います。走れるだけの体調、走れる環境に感謝です。ケガをしたり風邪をひいたり寝不足だったり、時間に余裕がなくても、台風が来ても走れません。何よりも平和だからこそ安心して走れるのです。走ることに集中するためには音楽は必要ないと思います。

  2. 私は以前音楽を聞きながら走っていましたが、100kmマラソンに挑戦するようになってから、音楽無しで走るようになりました。100kmずっとイヤホンをつけて走るのが苦痛になるような気がして、何も聞かずにマラソンを走れるように努力しました。街の音や自然の音、自分の心の声等々に時間を割くようになり、結果、音楽等何も無しで走れるようになりました。が、100kmはまだ完走できておりません(笑)